上司が部下に指示を出しても、思うように事が運ばないときがあります。それは、説得力に欠けているからです。人間は、理にかない、正しいと心から信じたことには、同調し、力強く取り組んでいきます。命令を下す者は、あいまいな部分をなくし、明確に何のために、この仕事に取り組むのかを説明さえすれば、組織は動き始めます。自分自身が心から「これは正しい」と思わなければ、その思いは他人には伝わりません。 まずは、上司自身が、理にかなっているのかを常に自問自答し、心から納得することが肝心なことだと思います。