人は、嫌われたくないからと自分の意見を押し殺し、他人に同調してしまいがちです。そんな自分が嫌だと思いながらも、自分に自信がないから他人の目を気にする傾向にあります。そんな人ほど、「自分はこう生きていく」というはっきりとした人生観を持つべきだと思います。
しかし、「他人を貶めてでも、自分だけが幸せになる」というような、自己中心的で極端に曲がったものはいけません。頭に浮かんだ人生観が、現実的ではない単なる理想だと思えるようなものでもよいのです。「あの人の生き方を見習いたい。あの人のように強くて優しい人間になりたい」そう思ってもらえるような、真っ直ぐな人生観を持つことが大切なのです。
その人生観を念頭に置くことで余裕が生まれ、自ずと発言は穏やかで冷静に、行動は礼儀正しく、周囲を大切に出来る人間になっていくのだと思います。自然と周りからも信頼されるようになり自信につながっていきます。人は、人生観を持つことで、これからの人生の方向が定まり、真に強いぶれない生き方が出来るようになるのかもしれません。